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高松市春日町の定期借地権付分譲住宅で美容院
定期借地権付新築分譲住宅の価格は、建物代だけですから1500万円と、土地付建物分譲に比べて5割から6割で購入が出来ます。安いことも売りですが、地の利を生かした土地活用という意味でも可動式というか、フレキシブルというか、住宅を買ったお客様が住むことなく、美容院に変えてしまいました。

ここの現場は9邸が建築されていて、24時間スーパーハローズ春日店が近くにある等生活には利便な施設が出来てきたエリアにあります。県道10号線が屋島のオートバックス交差点から南進し、元の四国コカコーラーを抜いた道沿いです。1本の道路が、環境を変えてしまいました。

私も生活に便利だろうと考えて開発をしましたが、普通の土地を買って造成工事をして、建物を建てて販売するスタイルで、果たしてお客様は満足し買ってくれるかという自問自答を続けていました。12年前のことでした。

そこに「煉瓦」という外壁材が工法特許というおまけ付きで手に入るようになり、建築に踏み切りました。ここでまず30年間の大規模修繕が、恐らく必要ないであろうと推定できる外壁材と巡り会い考えが変わりました。まだ30年が経過していませんから断定は出来ませんが、データーからは推定は出来ます。

まずこの外壁材を使って、15棟の戸建賃貸住宅を作りました。4年前のことです。これは予想通りの人気で、今も満室を続けています。一戸建てですからペットの飼育も自由です。上下階の騒音トラブルもなく、家賃もそれなりに高いのですが満室です。小規模ですが煉瓦タウンを形成しています。

次にこれを、分譲住宅に生かすことを考えました。賃貸経営で10年後には外壁の大規模修繕がいるとなれば、収支計画に支障が出ると考えて煉瓦工法である「エターナルウォール工法」を用いましたが、これは自分の家でも同じことで、10年目にいや15年に延びるかも知れませんが、足場を組んで大規模修繕をするのは自宅でもしんどいことです。

というのもこの期間で住宅ローンを完済している人はまずいませんから。そこにリフォーム費用が加算になると、恐らく返済額は変えようがありませんから、返済期間が60歳から70歳へと途方もなく延びることになります。仕事の定年が60歳か65歳、それが70歳返済では、退職金も返済に消えてしまいます。

そこで考えたのが、「定期借地権付分譲住宅」です。このあたりまではこれまでにも何度か説明をしていましたが、私も予想していない利用がされ始めて驚いています。道路沿いの1号地を購入したお客様が、美容室に用途変更をして使うとして増改築に取り組んでいました。

「定期借地は使う人に聞け」という言葉がありますが、まさにそれを絵に描いたような出来事です。60年間であれば、新築・改築・増築等は自由に出来ますよと申していましたが、こんなに早く店舗に変身するとは驚きです。

いまのところまだ数日ですが、お客様の集まりは上々です。これからも土地代金は下がると考えるならば、それに金利を加えて支払う必要はないではないかと考えて、定期借地権付分譲住宅を考え世に問うています。「定期借地権は使う人に聞け」、まさに明言です。